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加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは

年齢を重ねると身体の様々な部位で病気を発症することがあります。
加齢黄斑変性もその一つで、加齢により、網膜の中心部である黄斑に新生血管が生じ障害することで、見ようとするところが見えにくくなる病気です。

日本では人口の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加しており、失明の主な原因となっています。

加齢黄斑変性の主な症状

加齢黄斑変性を発症すると、見たいところが見えない、読みたい文字が読めないなど、日常生活に支障をきたします。また、その症状は進行していきます。

  • ゆがんで見える
  • 中心が暗く見える
  • ぼやけて見える
  • 不鮮明になる

加齢黄斑変性の治療方法について

抗VEGF療法と呼ばれる、新生血管を沈静化させる薬を硝子体内に注射する治療法が一般的です。脈絡膜新生血管の発生にはVEGF(血管内皮増殖因子)が関係していると考えられており、VEGFを阻害することにより脈絡膜新生血管を退縮させる治療法です。

抗VEGF硝子体注射スケジュールについて

抗VEGF硝子体注射には2通りの方法があります。

1. 「随時投与(PRN法)」 導入の3回注射後は、再発を認めた時に注射を行う。
2. 「Treat and Extend法」 

「Treat and Extend法」は患者様ごとに適した間隔で投与するため、「随時投与(PRN法)」に比べ、多くの患者様が連続して黄斑部を良い状態に保ち視力を維持・改善しやすいという利点が挙げられます。そのため当院では、「Treat and Extend法」を採用しています。「随時投与(PRN法)」をご希望される方は医師にご相談ください。

導入期に抗VEGF薬の「アイリーア」を4週毎に3回投与し、その後も滲出性変化が消失するまでは4週間隔の投与を継続します。滲出性変化が消失した後、「Treat and Extend法」を開始します。「Treat and Extend法」とは、滲出所見の有無にかかわらず、計画的に「アイリーア」を投与し、再発を認めない限り2週ずつ投与の間隔を延長します。最大投与間隔は、当院では16週と設定しています。そして、再発を認めた場合は、2週ずつ短縮します(最小投与間隔は4週)。再発後に投与間隔を短縮し、再び滲出性変化が消失した場合でも、その投与間隔を約半年間継続します。半年間再発を認めなければ、再び延長を開始することとしています。再発基準は、「新たな網膜出血、OCTによる網膜下もしくは網膜内の滲出性変化」と規定しています。視力は他の因子も関与するため、参考程度にしています。

例1:再発なく経過した場合

最初の3回は導入治療で4週間おき。その後、再発が無ければ注射の間隔は2週間ずつ延びていく。最大16週間隔での注射。

例2:途中で再発した場合

最初の3回は導入治療で4週間おき。その後、再発を認めたら2週間戻り、半年間は同間隔で注射。

加齢黄斑変性の予防

1. 禁煙

喫煙の習慣がある方は、加齢黄斑変性の発症リスクが高いことが確認されています。

2. サプリメント

ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含むサプリメントを摂取することで、加齢黄斑変性の発症が少なくなることが分かっています。

3. 食事

ほうれん草など緑黄色野菜に多く含まれているルテインという成分は、加齢黄斑変性の発症を抑制すると考えられています。